鳥取県 F様 ペルシャ絨毯イスファハン産 クリーニング 房交換
更新日:2020/7/8
今回お預かりしました絨毯は、ペルシャ絨毯イスファハン産ウール&シルクの絨毯です。
イスファハンという地域は日本では京都にあたる地域で以前都が敷かれた由緒正しい地域です。
そのため、高度な技術を有する絨毯職人も多く集まり共に技術を高め合いました。
ウール主体の絨毯を織り上げますがその密度の細かさはシルク絨毯と同等ほどに細かく織り込みますので、シルク絨毯にはない重厚感のある絨毯が多くあります。
F様より玄関マットとして手荒に使ったので価値を下げないようにメンテナンスも希望とのことです。
しっかりと時間をかけて検品させていただき最適なメンテナンスをご提案させていただきました。
玄関マットとして使用されていたそうですが、目立った染みや退色はなく絨毯本体は通常のクリーニングにて綺麗にできるかと思います。
房(フリンジ)部分ですが、毛先の欠損、角部分の欠損がみられました。
5年~10年以内のメンテナンスをお勧めした所お宅のプチリホームを行っているそうで
見た目も華やかにしたいということでしたので今回は房の交換も行いました。
通常でしたら、角部分のみ一部修理を行いますが、絨毯と房の間にある布地(キリム)があるとなかなか綺麗にはメンテナンスが行えません。
全面の交換にてメンテナンスします。

とても華やかでゴージャスに仕上がっています。
房の本来の役目の手織り絨毯の証明以上の役割を果たしました。
ペルシャンギャラリーの房交換は、サイドボーダーの外側辺り。房部分から5センチほどの位置から経糸を移植して行います。
これにより違和感なく、オリジナル品同等の強固な作りとなります。
気を付けながら使用していた日々とはおさらば。
より華やかに玄関を彩ることでしょう。
ペルシャンギャラリースタッフからのコメント
今回の絨毯のように一部分のメンテナンスでも絨毯の表情は一変します。
せっかく綺麗な絨毯も傷ついたままではもったいないです。
また、房は絨毯本体の解れを防止する役目を担っています。
より長くの使用を目的としてもお勧めです。
お見積り無料にてお問合せお待ちしております。