実績のご紹介

長崎県 Y様 鍋島緞通 絨毯クリーニング 修理

更新日:2018/1/12

鍋島緞通は江戸時代より佐賀県の鍋島藩が織り始めた日本で最初に織られた絨毯です。
当時は日本には羊の毛であるウールがありあせんでしたので、綿花が盛んな江戸時代では
綿の糸が使われ織られています。
写真の鍋島緞通は手織りではなくハンドフックと呼ばれる職人がピストルのような機械で
糸を打ち込みボンドで固める機械織の絨毯です。
このハンドフックは絨毯の裏に白い綿布を張り付けているのが特徴で、長年使いこみます
とボンドが劣化して茶色く変色してきます。そのため裏側の白い綿布が茶色に変色してき
ましたら劣化が進んだサインですので、あまり強く洗いますと糸の抜けや歪みの原因とな
りますのでご注意ください。
また、劣化が進みすぎるとボンドの粉が裏側からぽろぽろ出ますので、この場合はクリー
ニングを行うには厳しい状態となりますのでお断りするケースがございます。
写真の絨毯は長崎のお客様からのご依頼で、裏側の四隅のボンドが劣化してはがれていま
す。

Before:クリーニング・メンテナンス前

緞通の隅の部分が茶色くなりはがれてきています。これは前に説明しました通りボンドが
劣化して硬くなり割れてはがれた状態です。このまま放置しますと表面の糸までほつれだ
しますので硬化したボンドをナイフで慎重に削り、透明なラテックスと呼ばれる長持ちす
るボンドで貼り付けます。
この時、液状になったボンドは垂れて他の部分を汚してしまいますので、全体に薄めに塗
った後、数分放置してボンドが垂れなくなったらゆっくり貼り付けます。
はみ出たボンドは布で拭き取り、ベンジンで綺麗に拭けば元通りの立派な絨毯によみがえ
ります。

はがれた生地もしつかりと接着されて劣化した茶色のボンドも目立たなくなります。
絨毯の表面はクリーニングで白さがよみがえり明るくなり、鍋島緞通特有の古典的なデザ
インがはっきりと見えています。
写真ではわかりずらいですが、綿の糸の先は洗い方を間違えると毛先が開き、デザインが
ぼやけてしまうことがありますが、私どもはクリーニング後にシャーリングカッターで表
面を数ミリカットする作業を行いますので写真のようなくっきりとした絵柄が現れる緞通
になりました。

ペルシャンギャラリースタッフからのコメント

日本の古来から受け継がれる伝統の佐賀の敷物、鍋島緞通。素晴らしい逸品です。
九州にお越しの際は佐賀駅から数分の場所に鍋島緞通の美術館もありますので
ご覧になってはいかがっでしょうか?

ページのトップに戻る

お問合せ・お見積り依頼

絨毯・カーペットの事なら当社へご相談下さい。同業者の方もお待ちしています。

TEL 03-5766-4688
  • ペルシャンギャラリー青山 本店
  • ペルシャンギャラリー青山 鎌倉小町店
  • 工房写真

ペルシャン・ギャラリー青山本店
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-10-14
青山アルファビル1F
TEL:03-5766-4688
FAX:03-5766-4689

■アクセスマップ
地図
大きな地図はこちら 【1】JR東横線、京王井の頭線、東京メトロ副都心線他「渋谷駅」より徒歩8分
【2】東京メトロ(銀座線・千代田線・半蔵門線)「表参道駅」B1出口より徒歩8分

ご質問からご相談まで、まずはお気軽にお問合せ下さい。 お問合せ・お見積り依頼